2代横綱

綾川 五郎次
(GOROUJI AYAGAWA)


-狩りの名人-
生まれは常陸国と伝わる綾川。育ちは栃木県。

幼名は五郎市と伝わるが、本名は不詳である。少年時代は狼狩りの名手として狩人仲間の間では有名だった。
剛腕を活かすべく、木村万三郎という人物に弟子入りして力士生活をスタートさせた。


-江戸から来た大関を追い詰める-
力士としての力量を磨いていたある日、江戸から来た相撲集団と対抗戦を行う。

ここで綾川は大関・黒雲惣太郎と対戦し、大関を敗北寸前の引分にまで追い詰める。行司を黒雲の師匠が務めていたこともあり、引分に持ち込まれたが、これを機に黒雲に弟子入りする。

この後記録は不詳だが、江戸、大坂、京都で活躍したと伝わる。

様々な逸話からはどうやら無敵の大力士と言うよりは、黒雲戦のエピソードのように大物食いタイプだったようである。現在の横綱像からは少し離れている気もするが、大坂や京都で事実上の最高位でもある関脇を務めていた記録も残ったおり、実力もそれなりにあったことは間違いない。

また、二枚目力士として女性からも人気があったと言われている。特に江戸の力士でありながら、大坂でも人気があったのは当時から非常に珍しかった。


明石と同様に1894年、陣幕により2代横綱とされた。綾川を2代横綱とすることには異論も出たが、現在の相撲協会は陣幕の決定を踏襲している。
                         

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