横綱昇進に幕内最高優勝は必要か?

力士の最高位・横綱。

横綱とは別に幕内最高優勝もあります。幕内最高優勝は本場所で最も優秀な成績を残した幕内力士に与えられます。優勝者には天皇賜盃が贈られます。


今日のテーマは横綱昇進に幕内最高優勝経験が必要か否かです。

旭富士以降は全ての力士が大関の地位で2場所連続優勝を果たして横綱昇進していますから、優勝が当然という感覚をお持ちかもしれません。

2場所連続優勝し、横綱昇進を確定的にして表彰式でみんなで祝福、というのが最近の流れ。

僕は好成績を残せば、優勝は必ずしも必要ないと思います。

ただし、現行制度に基づくならば、2場所のうち1場所は優勝または優勝同点が欲しいです。

優勝同点とは優勝力士と同じ成績を残すことです。優勝決定戦、巴戦、優勝決定トーナメントに参加して優勝できなかった力士ですね。

あくまでも優勝決定戦はエクストラゲーム。本場所の成績には関係なく、原則的には番付に反映されません(番付編成での実務上のミスや横綱や大関の東西が入れ替わった事例が例外)。

優勝同点の扱いは優勝と同等にすべきです。

つまり、横綱昇進には優勝経験が必須ではありませんが、優勝同点の経験は要するようにすべきではないかというのが僕の意見。

ちなみに優勝または優勝同点の経験もなく横綱昇進した力士は東西合併以降に限れば誰もいません。

平幕での優勝同点も横綱昇進に考慮されるかのという議論もあるでしょう。僕はあくまでも大関の地位での優勝同点のみ考慮すべきと考えます。

さらに現行ルールの枠組みであれば、昇進直近の2場所での優勝か優勝同点が欲しいと思います。

昇進直近の2場所で優勝または優勝同点がない力士は1947年6月場所以降の優勝決定戦制度定着後だと朝潮(3代)大乃国の2名のみ。

これも実は補足が必要で朝潮と大乃国は新横綱の3場所前には共に優勝しています。朝潮は14勝1敗、大乃国は15戦全勝。

現行基準であれば、大関の地位で優勝や優勝同点が1場所、もう1場所は12勝以上で横綱昇進をさせても良いと思います。

但し、11勝での優勝や優勝同点は考慮されない。

これが横綱審議委員会の内規にある「第二項に準ずる好成績をあげた力士」に該当すると僕が考えるケースです。


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