51歳の入門志願者事件
-持ち金34円の51歳入門志願者が佐渡ヶ嶽親方にタクシー代を請求-

51歳の入門志願者が佐渡ヶ嶽部屋を目指して埼玉県さいたま市の大宮駅付近からタクシーに乗車した。佐渡ヶ嶽部屋は千葉県松戸市にあるのだが、かつてあった東京都墨田区の住所に行ってしまい、その後に千葉県松戸市に向かい到着した。タクシー代は20500円。

入門志願者はタクシー代を佐渡ヶ嶽(元関脇・琴ノ若)が支払うと主張。事前に話を通しておけば、まだ良かったのだが、佐渡ヶ嶽部屋に事前連絡をせず、面識もなかったため佐渡ヶ嶽が支払いを拒否。

51歳の入門志願者は詐欺の疑いで逮捕された。

この入門志願者の身長体重は分かっていないものの、当時のルールだと体格面では原則として身長173a以上、体重75`が入門条件。第二検査という方法もあるが、これは身長168a、体重67`で運動テストをクリアしなければならない。

幕下付出の資格を得ていれば、少し違うのだが、そういう資格があったとは聞いていない。

しかし、入門志願者を阻んだ壁は年齢制限だ。51歳では入門できない。条件は検査日の時点で23歳未満である。51歳では入門できない。

行司、呼出し、床山も51歳では入門できない・・・はず。

部屋が雇うマネジャー的な立場なら相撲協会の協会員ではないので部屋に判断は任せられる。

一体どの分野で入門したかったのかは本人にしか分からないが、入門を志願するなら、せめてなんとか片道交通費は工面すべきだし、どうしてもという場合であっても部屋側に事前に相談して次善策を取るべきだった。もし、力士志願者であったなら、ここで年齢制限でダメということも判明し、タクシーに乗る必要もなかったはずだ。


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