14日目
-白鵬敗れ3敗。照ノ富士は3敗を守った-

14日目です。大関・豪栄道は左肩骨折で休場となりました。これに伴い安が不戦勝となりました。

さて、確認しておきましょう。幕内は3敗の照ノ富士、勢、魁聖がいずれも敗れ、2敗の白鵬が勝てば白鵬の35回目の優勝が決まります。

今日は時系列的に紹介いたします。

☆栃ノ心(前頭筆頭・7勝6敗)-魁聖(前頭11枚目・10勝3敗)
立合い、栃ノ心が前廻しを取る。頭をつけた栃ノ心に対して魁聖は肩越しの左上手を引いたが、これは深く、上手が切れる。栃ノ心が引きつけ向正面に出て、粘る魁聖を寄り切った。

栃ノ心が勝ち越しを決めた。魁聖は4敗に後退。


☆逸ノ城(小結・6勝7敗)-勢(前頭10枚目・10勝3敗)
当たってすぐに逸ノ城が左上手を取り、右四つで引きつけて東に寄り、勢は左上手に手が届かず、逸ノ城が寄り切った。

逸ノ城が星を五分に戻した。勢は4敗に後退。


☆照ノ富士(関脇・10勝3敗)-妙義龍(関脇・6勝7敗)
妙義龍が右を差して出ようとするが、照ノ富士は僅かに後退しながらも左で抱え込んで出足を止め西に寄って出る。土俵際で妙義龍は左上手を引いたが、照ノ富士の圧力を食い止められず西の俵に詰まり、照ノ富士が妙義龍を白房下に右で押し出した。

照ノ富士が3敗を守ったことで、白鵬の14日目の優勝がなくなった。妙義龍は負け越しが決まった。


☆白鵬(横綱・11勝2敗)-稀勢の里(大関・9勝4敗)
白鵬が右で張って左を差し、廻しは取れずとも構わず右を固めながら東に寄っていったが、土俵際で稀勢の里が右から突き落とし。白鵬は右肩から俵に落ち、稀勢の里も西の土俵下に落下した。軍配団扇は西の稀勢の里に上がった。土俵際もつれた相撲だったが、物言いがつくほどの相撲ではなく、稀勢の里の勝ち。

今場所一番の座布団が舞った。数えなくても分かる。今場所の中ではそれだけダントツの数だった。

白鵬が3敗となった。白鵬の3敗は2014年3月場所以来。稀勢の里は優勝へ一縷の望みつなぐ10勝目を挙げた。


☆日馬富士(横綱・9勝4敗)-琴奨菊(大関・6勝7敗)
琴奨菊踏み込み、日馬富士が左を差して右も覗かせた。日馬富士は左で廻しを引いており、琴奨菊は左を巻き替えにいくが、叶わず日馬富士が向正面に寄り切った。

日馬富士は自力優勝の可能性を残し、明日の結びで白鵬との楽日結び対決に臨む。琴奨菊は負け越しが決まり、7月場所のカド番が決まった。


14日目を終え、幕内優勝争いは混沌としてきた。4敗力士まで可能性が出てきた。

3敗、4敗力士は下記のとおり。

3敗 白鵬、照ノ富士
4敗 日馬富士、稀勢の里、安、勢、魁聖、嘉風

優勝の可能性が8名に残されている。優勝争いという点では面白くなってきた。ただ、4敗まで優勝が下がるようでは、それは締まりのない場所という評価の声が出てくるかもしれない。

なお、4敗同士の直接対決がないので、最大8名による優勝決定トーナメントの可能性もある。4敗の力士が優勝するためには本割で3敗の白鵬、照ノ富士がいずれも敗れることが条件で、その上でどういう形になるか分からないが、巴戦なり優勝決定トーナメントに勝たなければいけない。

明日、優勝を残す可能性のある力士の割は下記のとおり。

白鵬-日馬富士
照ノ富士-碧山
稀勢の里-琴奨菊
安-妙義龍
魁聖-逸ノ心
宝富士-勢
臥牙丸-嘉風

千秋楽、楽しみである。


今日の結果です。


[十両]
●土佐豊(押し出し)徳真鵬○
○明瀬山(寄り切り)正代●
●千代皇(寄り切り)鏡桜○
●若乃島(押し出し)大栄翔○
○出羽疾風(寄り倒し)玉飛鳥●
●翔天狼(寄り切り)錦木○、
●阿武咲(突き落とし)英乃海○
●天風(押し出し)阿炎○
○旭日松(押し倒し)里山●
●輝(押し出し)石浦○
●大翔丸(押し倒し)朝赤龍○
○松鳳山(寄り切り)若の里●
●北はり磨(小手投げ)天鎧鵬○
●大道(寄り切り)時天空○

[幕内]
○千代大龍(押し出し)富士東●
●千代丸(寄り切り)青狼○
○豊響(押し倒し)貴ノ岩●
○阿夢露(切り返し)誉富士●
○遠藤(寄り切り)常幸龍●
●佐田の富士(肩すかし)旭天鵬○
●琴勇輝(押し出し)臥牙丸○
●碧山(引き落とし)嘉風○
●荒鷲(はたき込み)北太樹○
●旭秀鵬(渡し込み)佐田の海○
○玉鷲(押し出し)豊ノ島●
●安美錦(はたき込み)豪風○
●隠岐の海(下手投げ)宝富士○
○栃ノ心(寄り切り)魁聖●
●徳勝龍(肩すかし)栃煌山○
○逸ノ城(寄り切り)勢●
●妙義龍(押し出し)照ノ富士○
■豪栄道(不戦勝)高安□
○稀勢の里(突き落とし)白鵬●
○日馬富士(寄り切り)琴奨菊●


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